フリーターの履歴書の書き方とは?アルバイトの職歴、空白期間、様式の選び方を解説

フリーターが正社員に応募するときの履歴書について、厚生労働省の様式例をもとに、アルバイト経験の書き方、空白期間の扱い、書かなくてよい項目を整理しました。

この記事のポイント

  • 働いていない期間の理由は履歴書に書く必要がありません。職歴の欄には働いた期間だけを書き、説明は面接で行います
  • アルバイトの経験は職歴の欄に会社名と仕事の内容を書いて伝えられます
  • 本籍や家族の情報は公正な採用選考の考え方から、応募書類に書く必要のない事項とされています
目次
  1. 履歴書はどの様式を使うか
  2. 様式例にある欄と書く内容
  3. アルバイトの職歴の書き方
  4. 空白期間はどう扱うか
  5. 学歴の書き方
  6. 書く必要のない項目
  7. 提出前の確認
  8. よくある質問
  9. 参考にした情報

フリーターが正社員に応募するとき、最初に迷うのが履歴書です。「アルバイトは職歴に書いてよいのか」「働いていない期間はどうするのか」といった疑問に、厚生労働省の様式例をもとに答えます。

履歴書はどの様式を使うか

厚生労働省は履歴書の様式例を作っています。応募先から様式の指定がなければ、この様式例を使えば問題ありません。様式例は公正採用選考特設サイトから PDF と Excel の形式で入手できます。

厚生労働省履歴書様式例の1ページ目。氏名、生年月日、性別(任意)、現住所、連絡先、学歴・職歴の欄がある

様式例にある欄と書く内容

厚生労働省様式例にある欄は次のとおりです。

欄 書く内容
氏名、ふりがな、生年月日、年齢 そのまま書く
性別 任意。書かなくてもよい
現住所、電話、連絡先 連絡先は現住所以外への連絡を希望する場合だけ書く
学歴・職歴 学歴と職歴をそれぞれまとめて書く
免許・資格 持っているものを書く
志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど 応募先ごとに書く
本人希望記入欄 給料、職種、勤務時間、勤務地などの希望があれば書く
写真 写真をはる必要がある場合にはる

アルバイトの職歴の書き方

様式例の職歴の欄に、アルバイトを書いてはいけないという決まりはありません。フリーターの場合、職歴の欄が空欄だと、応募先は何をしてきたかを知ることができません。アルバイトの経験は職歴として書いて伝えてください。

書き方の例は次のとおりです。

職歴
2023年 4月  株式会社〇〇 〇〇店 アルバイトとして入社
            接客、レジ、新人スタッフへの業務の説明を担当
2026年 8月  一身上の都合により退職
                                          以上

書くときの目安は次の3点です。

  • 会社名と店舗名を書く: 「〇〇でアルバイト」だけではどの会社か分かりません
  • 雇用の形を書く: 「アルバイトとして入社」のように、正社員ではないことを明示します
  • 仕事の内容を1行で書く: 担当した業務と、任されていたことを短く書きます

複数のアルバイトを経験している場合は、期間が長いものや、応募先の仕事に近いものを中心に書きます。短期のものをすべて書くと欄が足りなくなるため、まとめて「ほか短期のアルバイト2件」のように書く方法もあります。

現在もアルバイトを続けている場合は、退職の行の代わりに「現在に至る」と書きます。

空白期間はどう扱うか

働いていない期間があっても履歴書にその理由を書く欄はありません。職歴の欄には働いた期間だけを書きます。

空白期間について応募先に説明する場は、主に面接です。履歴書ではアピールポイントの欄に「この期間に何をして、これからどう働きたいか」を短く書いておくと、面接で聞かれたときに話をつなげやすくなります。面接での答え方は面接対策の記事を参考にしてください。

学歴の書き方

学歴は職歴とは分けて書きます。高校から書くのが一般的です。中退した場合は、「〇〇大学〇〇学部 中途退学」のように、入学と中途退学を1行ずつ書きます。中退の理由を履歴書に書く必要はありません。

書く必要のない項目

厚生労働省は公正な採用選考の考え方として、応募者の適性と能力に関係のない事項を採用の判断に使わないよう企業に求めています。次のような事項は「本人に責任のない事項」として、把握すると就職差別につながるおそれがあるとされています。

  • 本籍、出生地
  • 家族の職業、続柄、健康、病歴、学歴、収入など
  • 住宅の状況
  • 生活環境、家庭環境

また、宗教、支持政党、人生観、尊敬する人物、購読している新聞や愛読書などは「本来自由であるべき事項」とされています。これらは履歴書に書く必要がなく、応募書類で聞くこと自体が避けるべきこととされています。

提出前の確認

  • 年月の並びが、学歴、職歴ともに古い順になっている
  • アルバイトの会社名と仕事の内容が書かれている
  • 志望の動機とアピールポイントが、応募先ごとに書き分けられている
  • 性別、通勤時間、家族の情報など、書く必要のない欄を無理に埋めていない

履歴書と一緒に職務経歴書を求められることもあります。職務経歴書はアルバイトで担当した業務を詳しく書く書類です。作り方は同じカテゴリの記事で順に扱います。

正社員を目指す方法の全体を見たい人は、次の記事を参考にしてください。

関連記事フリーターから正社員になるには?5つの方法を比べて、自分に合う始め方を選ぶ

よくある質問

履歴書にアルバイトの経験を職歴として書いてもよいですか?
厚生労働省の様式例の職歴の欄に、アルバイトを書いてはいけないという決まりはありません。会社名と店舗名、雇用の形(アルバイト)、仕事の内容を書くと、応募先に経験が伝わります。
性別の欄は書かなくてもよいですか?
厚生労働省の様式例では性別は任意の記載欄で、未記載にすることもできます。
通勤時間や扶養家族の欄がある履歴書を使ってもよいですか?
厚生労働省の様式例には、通勤時間、配偶者、扶養家族数、配偶者の扶養義務の欄がありません。様式例は法的な拘束力を持たないため、市販の履歴書を使うこともできますが、書く必要のない項目は空欄で構いません。

参考にした情報